当神社の御祭礼
当神社は、1年間に5つの大きな祭礼を、また1月を除く毎月1日には月次祭(つきなみさい)を朝6時より斎行しています。
神社の1年は、農作業(稲作)の推移に従っており、4月から始まり翌3月末までが1年となります。このため、祭礼も4月の春季大祭がその年の初めの祭礼となり、立春前日の節分会が最後の祭礼となります。 それぞれの祭礼は、明星地区6自治会と各地区から選ばれた氏子総代の協力のもと、多くの氏子各位とご崇敬者様のご参詣を集めて執り行われています。 注)氏子総代とは、氏神様に護られている地区の氏子から選ばれた代表者であり、神社関係者と協力し、祭祀や神社の維持を担う方々のことです。
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春季大祭:4月第2日曜日 午前10時より春の農作業を開始するにあたりその年の五穀豊穣を祈る祭礼で、『祈年祭』とも 『としごいのまつり』とも呼ばれます。「とし」とは稲を、「こい」は祈り・願いを意味し、この祭礼が五穀豊穣を祈るものであることを示しています。 古えの日本では、神さま(祖霊神 = ご先祖様)は春になると山の上から里に降りてこられ、人々の米作りや暮らしを見守り、秋の収穫を見届けて山に帰られるものと信じられてきました。春に行われるこの祭礼は、里に神さまをお迎えする祭りでもあるのです。 また、農業と同時に工業や商業の繁栄、地域の氏子各位と崇敬者様の家内安全や健康、そして日本国全体が一年間無事に過ごせますよう、御祭神に祈りを捧げます。 |
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秋季例祭・敬老祭:9月第2日曜日 午前10時より例祭は、神社の祭礼の中で最も大事な祭礼です。 この祭礼では、御祭神よりいただいた1年間のご加護に感謝し、次の1年 日本と世界が平和であること、五穀豊穣とあらゆる産業の繁栄、そして氏子各位とご崇敬者様の家内安全と繁栄を、御祭神に祈ります。 また、この祭礼では地域のご老人の健康と長寿も併せて祈念いたしますため、老人会の皆さまも多くご参詣にお出でになります。 |
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新嘗祭(にいなめさい):11月23日(祝) 午前10時より御祭神に、春季大祭でお願いした五穀豊穣の願いをかなえていただけたことへの感謝を捧げる祭礼です。 |
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新年祭・厄年祈願祭:1月1日(祝) 祭礼は午前9時45分より新しい年が氏子各位と日本国全体、そして世界にとって良き1年となることを祈る、元旦に斎行する祭礼です。 祭礼は、年明け0時の新年太鼓より始まり、多くの氏子各位が寒い夜道を初詣にご参詣されます。この方々を暖かくお迎えするために、境内では焚火が焚かれ、暖かい甘酒も用意いたしております。 |
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節分祭:節分直前の日曜日 午前10時より立春の直前に行われる、災厄を祓い新たな季節での無事と繁栄を祈る祭礼です。 冬から春へといったような大きな季節の変わり目には健康を損なうことが多く、古来では邪気(=鬼)が生じたためとされており、この邪気を追い払うために神前でお祓いした大豆の炒り豆を福豆とし、これを撒くことで福を呼び込みます。 当神社では、当日ご参詣されました方々に氏子総代手作りの福豆をお授けしておりますので、ご家庭での豆撒きにもお使いください。 ※ 数量が限られていますため、無くなり次第終了します。 |
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月次祭(つきなみさい):1月を除く毎月1日 午前6時より1月を除く毎月1日に斎行する、ひと月の安泰と繁栄を御祭神に願うと同時に、平安な日常に感謝する祭礼です。 宮司によるお祓いの後、参詣者全員が神前に進み拝礼、その後 宮司による祝詞奏上、玉串奉奠(たまぐしほうてん)、さらに当日の参詣者の代表の方も玉串奉奠を行い、御祭神にこのひと月の平安を祈ります。 |
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